2024年1月5日金曜日
- 奥井亜紀
- 2024年1月5日
- 読了時間: 1分
毎年、その年の初ゴミ出しをしたら
お正月は終わったなあと思う。
今年は元旦からいろんなニュースで
心が忙しくて
通常でも
お正月でもないような
不思議な気持ちでゴミを出した。
悲しくてもお腹が空くのと同じで
生きているだけでゴミが出るということが
ものすごく嫌だった時期がある。
愛しかない空間にも
埃が積もることも信じたくなかった。

思い返すと
仲良し家族の住むお宅の庭には
勝手に花が咲くような気がしていた。
ものごころついた頃から
なんとなくもめている家(笑)で育ったので
見えないゴミをいっぱい見ていたし
どれだけ水をあげても
枯れてしまう花を感じていたような気がする。
それでもお正月にはいい思い出がたくさんあって
思い返すと心が温かくなったりする。
これは幸せに生きていくための術というか
お守りみたいな機能なんだろうなあ。
いい思い出は悲しい思い出を吸い込んでくれる。
一の光が万の闇を切り裂くように。

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