毎年、その年の初ゴミ出しをしたら
お正月は終わったなあと思う。
今年は元旦からいろんなニュースで
心が忙しくて
通常でも
お正月でもないような
不思議な気持ちでゴミを出した。
悲しくてもお腹が空くのと同じで
生きているだけでゴミが出るということが
ものすごく嫌だった時期がある。
愛しかない空間にも
埃が積もることも信じたくなかった。
![](https://static.wixstatic.com/media/42834b_48fc1334ec7e470cbb42d708f1338e47~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_147,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/42834b_48fc1334ec7e470cbb42d708f1338e47~mv2.jpg)
思い返すと
仲良し家族の住むお宅の庭には
勝手に花が咲くような気がしていた。
ものごころついた頃から
なんとなくもめている家(笑)で育ったので
見えないゴミをいっぱい見ていたし
どれだけ水をあげても
枯れてしまう花を感じていたような気がする。
それでもお正月にはいい思い出がたくさんあって
思い返すと心が温かくなったりする。
これは幸せに生きていくための術というか
お守りみたいな機能なんだろうなあ。
いい思い出は悲しい思い出を吸い込んでくれる。
一の光が万の闇を切り裂くように。
![](https://static.wixstatic.com/media/42834b_c09eb518fc2545c1944ab74450b89b56~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_147,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/42834b_c09eb518fc2545c1944ab74450b89b56~mv2.jpg)