高校時代
コーラス部がなかったので
茶華道部に入った。
一週おきにお茶とお花を教えてもらえるというお得でゆるーい部活だった。
だけど、講師の先生は、本当に素敵なお師匠さまだった。
いまだにその先生のスッと伸びた背中とグレイヘアーに憧れている。
文化祭では浴衣を着て
中庭や教室でお茶を振る舞った。
もうお作法は忘れてしまったけれど
素敵なお茶碗や花瓶や花器を見ると
いいなーいいなーと思っているし
気持ちをリセットしたいときは
お抹茶を点てる。
その程度だけど
私の心のオアシスになっているし、
丹田がしっかりしていないと
無作法に見えて
どんな「道」もブレるんだなということを
学んだと思っている。
当時、「お茶とかお花とかなんのためにやってんの?」と何度も聞かれた。
「好きだから。」だけではあんまり納得してもらえなかった。
今なら「日々を豊かにするためだよ。」って、言えるかもしれない。
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