日付が変わってから、ゴミを捨てに外にでた。
風が雲を押し流している。
いい方にしか、風は吹いていないと思わせてくれるような、頼もしい風だった。
そして、まぶしいくらいに月が輝いている。
10日が満月だから、すでにとってもまるい。
「今夜も月がみているから うたう ルララ〜♪」
高校生のときに作った歌の一部が、今でも口をついて出てくる。
「会いたくて 会えなくて 会えばまた 会いたくなる・・・」
最初のフレーズは、よくできてるなーーって感心するのだけど、そのあとが気に入らないから、ほったらかしている。
でも、その部分のメロディーと言葉がくっついたときの、「できた!」と思えた感動の瞬間(当時は傑作ができたと思い込んでいたから)は、素敵な宝物。
日記とか詩とか、書いている若い人たち、いっぱいいると思うけど、ほんとうに、絶対絶対書き続けたほうがいいよーーーって、大きなお世話だけど、お伝えしたい。
コピペじゃなくて、自分の心が生み出したものには、すごい力があると思う。
外の世界がどうであっても、心の中にも、人生にも、誰にも邪魔されない聖域を築くことができると思うのよね。