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月が、金の卵みたいにみえた午後7時ごろ。
360度、空を見回したら、ピンクの雲が流れていたビルの隙間。
夕暮れの展覧会。
そういえば、こどものころの夏休み。
ベランダではない、(きっとのぼってはいけない)屋根の上にあがってみた。ベコボコ音がする屋根の板が、めちゃくちゃ熱くてびっくりした。
安定する場所をみつけて、体育座り。
2階建ての家だから、大した高さじゃないし、空自体は、地上からみているものと何も変わらないのに、屋上からみているというだけで、ものすごく広くて大きく感じた。
どこかへ遊びに行くのもいい思い出ができるけれど、私にとっては、この記憶もいい思い出。
屋上に上っている人、昔は結構いたのになあ。
最近、見ないなあ。