もう今日はずっと雨なんだろうなあと思い、あきらめ感満載で雨仕様の出で立ちで出かけていたけど、午後、夏の置き土産のような晴れ。
氷が溶けたような雲がたくさん並んでいて、見あげるたびに青空が増えるようだった。
眺めていると、絵に描いた流れ星みたいに、飛行機雲が伸びていた。
旅に行きたい!と強烈に思う瞬間。
自分でチケットを買うことを考えただけで、着火した欲はあっという間に消えちゃうけど。
私は、「ひとりでどこにでも行ってそうな顔だ」と言われることがある。
確かにひとりでどこにでも居ることはできますが、行くのは苦手。
用事のために長い寄り道。
電車を乗り間違え、乗り換えも失敗し、降りた駅も間違えていたけど、都内はどこでもそこそこ近い。
30分ほど歩いたら、ちゃんとたどりつけた。
何をしたわけでもないのに、達成感でいっぱい。
帰りの電車は、結構混んでいた。
みんな毎日ラッシュにもまれて、ほんとうに偉いなあ。。。。と、思いながら、最初に「もまれて」という言葉をあてはめた人も偉いなあと思ったりした。
他の言い方は何があるかなあと考えていたら、最寄り駅。
巨大な掃除機に吸いこまれて、いつのまにかはじきだされていたような気持ちで改札を出た。