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2018年9月4日火曜日


暴れ台風の風は遠くまで届く。

びゅうううううううー

と、書いたように吹いてきた。

ごん、がん、どん、と何かをうち鳴らしている。

明日、でっかい活字が落ちているかもしれない。

眠っているときは、眠っているほうの世界で生きていたらおもしろいのに。

子供のころはそう思っていた。

だけど、少し大きくなってから、現実よりも良い世界がどうかもわからないのに、ふたつも生きるのは大変だなと思うようになった。

なぜか、また最近、そういうことを思うようになった。

夢の世界と現実はふたつだけど、実はもっとたくさんの世界を生きているんじゃないだろうか。

私は、私を私だと思っているけれど、これを読んでいる人がみる「私」はすでに私の知る私ではない。

そちらの「私」は、ちゃんと寝てくれているといいな。

もう午前3時過ぎだもの。


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