以前、インドのムンバイに行ったとき、
いろんなことを感じたけれど、
1番の印象は、人々の視線の強さだった。
眼力が強いという言い方もあるかもしれないけれど、
みる=観る という感じで、ただ、見る人がいなかった。
異国人の私に向けられる視線は、嫌な感じなのではなく、好奇心からみられているとわかる熱視線だった。
だから、笑顔を返すと、何倍もの笑顔を返してくれた。
スマイル0円。
だけど、0は、無いという意味ではなく、プラスとマイナスの真ん中で、ゼロという存在だから、インドの笑顔は、あたり前に存在するんだなと思った。
今日。
森美術館「N・S・ハルシャ展ーチャーミングな旅ー」を観に行った。
ジャンルは、インドの現代アート。
写真は、エレベーターホールの壁の絵です。
見開かれた眼に見覚えがあった。
そうそう、この眼がインドだよね!
チャーミングな旅というタイトルが、すでに好きだった。
どうして今までに自分のツアータイトルで使わなかったんだと後悔した。
絵も素晴らしいけれど、そこに込められている意味や、タイトルが含蓄ありすぎて、ぼーっとしました。
そして、自分が思っていることを、南インドでも考えている人がいて嬉しいなあと思ったりもした。
取るに足らないもののように扱っていたモヤモヤが、アートになるととっても美しい。
バレンタインに、自分に甘い気持ちをあげたくなった。
もっと、考えていることを大事にしなくちゃ。
自信のシールをつけたい。
半額!みたいなシールばっかりつけていたのかも。