「Iのこころ」という歌があるんですけれどね。
まだ大阪のなんばに、ロケット広場があって、携帯電話は地下鉄でつながりにくかった時代につくった歌です。
アルファベットの「I」。発音は「愛」と同じで、日本語では、「私」になることに、感動しまくってつくった曲です。
月日は流れ、いろんなことは変わったのだけど、誰かとはぐれた時のさびしさや、つながらないイライラや、愛をこぼしてせつなくなる気持ちに変化はありません。
大人になったから、焦らないだけで、いつでも私の心は天地がひっくりかえりそうになるのです。
地下街を歩いていたら、数え切れないほどの「I」が落ちていました。
照明が消えたら、消えちゃう「I」です。
未来の人間は、ご飯のかわりに電流エネルギーでも注入するようになるのかしら。