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2016年5月31日火曜日


いつからか、私が勝手に腹を立てて、嫌いになり、またいつの間にかなんとなく可愛いと思うようになった。

嫌だった理由は、なんかズルいーって感じがしたのだ。

雨の下で寂しげに見えるのも、なんだかなーって思ってた。

だって、雨は嬉しいくせに!

枯れても、なんとなく「私、紫陽花でした」とはっきり分かるまま存在してて、最近は茶色く化石のようになった紫陽花だけのブーケとかあって、お洒落なカフェで飾られていたりする。

こうやって書いていると、ただの毛嫌いだったと思うんだけど、仕方ない。

今日は、ビルに寄り添うようにひっそりと、でもしっかりと咲いている青い紫陽花と目があった。

そうそう、この感じ。

「やっぱりしぶとそう。」

と、お互いに思いあったよね。


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