絶対に百を超えてその道を通っているのに
梅?の実が付いているところを初めて見た。
木を見上げながら歩いていたわけではなくて
歩いている道の上にたまたま実が一つ落ちていたので
どこから?と探して見上げたのだ。
落ちている場所からは
少し奥まっているところに木があった。
ちょうど風が吹いていて
気持ちよさそうに木が揺れている。
「ここだよー!ここ、ここ。」と言っているみたいだった。
これまでずっと実っていたはずの実を
私はやっと見ることができたと思うと
記念に写真を撮りたくなった。
実ったタイミング
道に落ちたタイミング
私が今日この道を選んだタイミング
いろんなことが重なったおかげで
木の存在にも気づけたわけだ。
「その時」というタイミングは
歯車が合うようなものだから
進んでいる道に何もない日だってある。
だけど寂しがる必要はないし
迷ったり悔やんだりしなくていい。
その道を歩いているからこそ出会える
自分だけの宝物を楽しみにして行こう。
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