夜、散歩していると
目に入るものが
昼間と違っている。
こんなお店があったんだなあと
楽しい気持ちになる。
多分入ることはないかもしれないけど
私の世界に存在しているという不思議に
感動したりする。
在るということは
必ず意味があると思っているから。
心の中も似ている。
暗いと思っていた場所に
花が咲いていたり
誰かが明かりを灯してくれているかもしれない。
空は広くて美しい。
世界の全てだと思う。
だけど人はそれぞれの真空を探している。
そこは針先のような無限の中のひとつ。
小さすぎて入ることができないから気づかないけど
本当はそこに入っていないから迷うのだ。
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