2021年5月7日金曜日
- 奥井亜紀
- 2021年5月7日
- 読了時間: 1分

人それぞれの魅力はひとことで言い表せないものだ。
俳優さんじゃなくても、人生というお芝居のなかで、いろんな役割をして、いろんな顔でいきていると思う。
私は大人になるまでに「暗い」とか「根暗」と何度言われたかわからない。
おかげで、日陰も影も落ち着く場所だった。
一度ついたイメージのせいで、明るく笑って元気にしていると「今日はどうしたの?」とか言われちゃったりして。
なんだか、そういうとき、裸を見られたような恥ずかしい気持ちになって、面倒くさいから、すすんで笑わなくなった。
歌やお芝居に出会えたおかげで、舞台の上ならいろんな顔でいられるようになった。
私にとっては、感情表現のリハビリみたいだったなあ。
今なら、根暗とか言ってくれた大人に言い返せるのに。
「暗いではなく、思慮深いとか、落ち着きがあるって言っていただけますか?」
Comments