島根県にいた23日の夕暮れ時。
ホテルから益田駅前周辺をぐるっとお散歩した。
舞殿のあるお宮さんや、フェンス越しにみえた電車のレール、遠くの煙突から伸びる白い煙、暗闇に溶けていくオレンジ色の空。
冷たい風に包んで記憶のポケットに大事に納めた。

水路のところに、サギがいた。
細い足が生み出す不思議なリズムと歩き方。
新型ロボットのようにもみえた。
写真におさめたくて携帯を取り出しているうちに、ふわっと羽根を広げて、これまたロボットみたいにだけど音もなく、助走をつけてシューーーーーッと飛んでいった。
高く飛ぶのではなく、低く、滑るように飛んでいく。
ほんとうは、写真のなかにいるのだけど、景色に同化していて、撮った私にもちゃんと見えない。
詐欺に合った。。。みたいだから、サギがいた。と書いたけど、確かに目が合ったような気がしたから、本当はサギに会ったと書いておきたい。