2020年1月25日2020年1月25日土曜日 昨日の夜、風がほとんどなくて、水面が鏡のようだった。もうひとつの世界へつづく階段のようにみえてきて、怖くなった。車の通らない道を行くと、私と暗闇と街路樹。風が無いだけなのに、時間も止んだみたい。桜の木が息を潜めている。これが夏なら、肝だめしのようだ。あちらの世界とこちらの世界をつなぐ扉は、風と時間が止んだ瞬間にだけひらくのかもしれない。
昨日の夜、風がほとんどなくて、水面が鏡のようだった。もうひとつの世界へつづく階段のようにみえてきて、怖くなった。車の通らない道を行くと、私と暗闇と街路樹。風が無いだけなのに、時間も止んだみたい。桜の木が息を潜めている。これが夏なら、肝だめしのようだ。あちらの世界とこちらの世界をつなぐ扉は、風と時間が止んだ瞬間にだけひらくのかもしれない。