2019年4月29日月曜日
- okuiakiofficial
- 2019年4月29日
- 読了時間: 1分
どこかへ行きたいと思う。
だけどそれは、遠くへ旅したいとかいうものではなく、
日常をちょっと抜け出したいだけ。
近所の、誰も使っていないらせん階段をみるたびにときめく。
非常用なのだから、使わないほうがいいに決まっている階段。
だけど、とっても素敵なところへ続いているようにみえるのだ。

公衆トイレから、猫が出てきた。
人間が(変身して)出てきたような風情だった。
目があって、お互いにじーっとみつめあった。
大丈夫。誰にも言わない。
みんな自分の非常口を持っている。