子供の頃に好きだったものは、ずっと正しい食べ物として記憶されている。
正しいというか、土台になってくれているものだから、崩れてもらっちゃ困るのだ。
かなりはやいうちから、コーヒーが好きだったので、飲み物はできればいつでもホットコーヒーが良かった。
紅茶は渋い!と思っていたし、絞りたてのジュースではない果汁ものは好きじゃなかったし。
乳酸菌飲料も、そんなに得意じゃなかった。
真夏は、(関西人ならみんな知ってる)グリーンティーが特別な飲み物だった。
今は抹茶ラテとかおしゃれなものがあるけれど、夏休みのご褒美みたいに飲ませてもらえたグリーンティーにはかなわない。
冬の間、ココアのかわりに「ミロ」を飲んでいた。
子供用じゃないの?と聞かれたことがあるけど、大人になって飲むからこそ、好きなだけ飲めて良いのだ。
パッケージの男の子みたいに運動するわけじゃないけど、なんとなく身体にいいもんが入ってる感も一緒にいただく。
牛乳は飲まないので、豆乳でいれたり、お湯でいれたりする。
なので、味としては、若干さみしい感じになっちゃう。
牛乳の甘みと脂肪分は偉大!
めっちゃおいしい・・わけでもないものをなぜに飲むのかと言うと、それは「ミロ」だから。
これを飲んでおけば間違いない(に違いない)と身体が記憶しているから。
もうすぐ、袋の中身が空っぽになる。
春だしね。
ココア風味のものは、しばらくさよなら。