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2019年2月7日木曜日


東京都庭園美術館へ。

「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」

ほとんどの作品が、モノクロの、ファッション雑誌の切抜きがもとになっている。

コラージュなのだから当たり前かもしれないけど、「その写真がこうなります?」という驚きがいっぱい。

タイトルのつけかたが、とてもおしゃれだった。

センスのいい人は何をしてもセンスがいい・・・を、しみじみ思った。

とにかく、はっとする言葉の連続。

作品は、人間のからだに動物の頭がついていたりするから、ちょっと怖く感じてもいいはずなのだけど、きれいだなーと思っちゃう。

エレガント。

あまり使わない言葉だし、イメージでしかないけど。

でも、ぴったりだなあと思った。

図録も、淡いピンクで嬉しい、かわいい。

買ってすぐにカフェで見直した。

雑誌から生まれたコラージュがまた写真になって図録に収まっているというのが、おもしろい。

美術館の庭園で咲き始めた梅をみた。

これからひらく花のほうが断然多いのに、すでに香りがわかる。

満開になったら、どんなにいい香りだろう。

景色をみながら、脳内コラージュ。

梅を咲かせるカラスとか、夕空をティーカップに注いだりとか、妄想の帰り道になった。


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