いつも、このページには、タイトルがわりに日付を書いている。
毎日打つから、2018という数字の列が意味ではなく、模様のようにみえる。
空気のような存在、という感じだ。
でも、今日は、ひと月後に2019に変わるだと思いながらゆっくり打った。
そして、2018年12月1日土曜日と書くのは今日だけなのだと当たり前のことも思った。
きれいな夕空をみながら、散歩をしていたら、びゅうびゅう風が追いかけてきた。
落ちていた葉っぱたちが、飛び魚みたいに跳ねる。
緑、黄色、まだら、茶色。
欠けたり、穴があいていたり。
等しく時が注いだのに、同じように枯れていくわけではない。
きれいな形のまま赤く色づいている葉っぱにであえると、よく生き残ったねえと声をかけたくなる。
葉っぱは、鳥の羽根にも、私たちの手にも似ている。