体育の日。
半袖短パン姿で公園で遊ぶ父と子。
誰がみてもそっくりな親子だった。
ある男の子は、ハンチング帽もパンツもベストもチェック。
同じくチェックづくしのお母さんとのおでかけだったみたい。
疲れて背を丸めた歩き方がそっくり。
私に子供がいたらどんな子かなあと思っていたら、じーっとみられている視線を感じた。フレンチブルドックだ。
そうそう。私は、こんな感じで、「じーーーーっっ」とみる子だった。
動かなくなっていて、お散歩途中のおばあちゃんが困っていた。
私が昔、大人から受け取った笑顔みたいなやつを贈ってみました。
しぶしぶ歩き出すところも、親近感。
だけど、私は猫みたいに、落ちている葉っぱをみては、「サンマみたいだなあ」と思っていた。
車が通るたびにライトに照らされて美味しそうに輝いていたのです。