
何枚かの写真を重ねて加工した写真です。
現実ではないけれど、心のなかではこんな風にみえるときがある。
新曲をかいていると、「もうきっとかけない。言いたいこともない。」といつも思う。
だけど、自分の中にある“きっと歌にはならない何か”を写真の加工みたいに、重ねたり形を変えたりを繰り返していると、いつのまにか新しい歌になっている。
そして、そのできあがったものは、言いたいことなんか無いはずだったのに、大声であれこれ言っているのだった。
自分がみたかった景色や、歌いたかった歌をつくることができるなら、老化を朗化と言って喜んでいられる気がする。