本の整理をしていたら、ずいぶん前に読んだものが、新しい顔でほほえみかけてくる。
おかげで、読みたい本が目の前に勢揃い。
アクセサリーを決めるように、一冊選んで一緒に出かけた。
持って出ても、本をひらくタイミングがなかったりする場合もあるんだけど、それはそれでいいのだ。
ひみつのアッコちゃんが持っているコンパクトのようなもの。
ひらかないといけないときに、ひらくのだ。
本は、魔法。
だって、読む前と、読んだ後の私は違う「私」だから。
久しぶりに行ったカフェで読むことになった。
内装がちょっと変わっていた。
ありがたいことに、おひとりさまに、いい感じになっていた。
本を読んだし、私の心の装いもいい感じになったかしら。