いつも通る道に何台も停まっている大型トラック。
歩いている私にとっては壁と同じだから、そばを通るときはそこがどういう場所なのかとか、気にしたこともなかったけど、今日はトラックが一台もいなくて、見慣れない景色が目の前に現れた。
壁に穴があいたみたいだった。
広い空間の先には建物の出入り口があって、自転車にのっているおじさんまでいた。
何かの看板が見える。
わくわくしちゃうなあ。
何が書いてあるんだろう。
私はこの先もそこに立ち入ることはないと思うけど、そこに何かがあることを知ることができて嬉しくなった。
勉強というのは、こういうことなんだろうなあ。
学んだことが知識や経験という名の窓になって、世界を広げてくれるのだ。
上を向いて歩いても、下を向いて歩いても、何かはきっと在る。
万物のどこからでも学びとれる力をもちたい。