午前集合で夕方解散のリハーサル。
まだ明るいうちにスタジオを出るということも、
会社帰りのかたたちと同じ波に乗って駅前を通るということも、
なんだか新鮮。
信号機の上から、カラスが見下ろしていた。
ちゃんと、赤信号の間、留まっている。
君、日暮れまでは、人間だったんじゃないの?
真新しいネジが落ちていた。
工事現場が近いから、そこからやってきたみたいだ。
仲間たちは、すでにどこかの建物に組み込まれているのかもしれない。
はみ出したから、どこにでも行けるようになったけど、永遠に転がり続けるしかないかもしれない。