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2017年9月21日木曜日


渋谷から東急田園都市線にのると、ずっと地下を走っているのに、二子玉川にさしかかると、ぱーっと空がみえる。

あのぱーっと感が二子玉人気の根っこにあるような気がして、その場所を通過するたびに、人間はやっぱり太陽が好きなんだなって(というか私が好きなんだけど)納得する。

光のゴールテープが広がってるんだもの。

「いつか、ここに住めるようにがんばろう」と、20代の頃は思っていた。

結局、私のゴールはここには無かったみたいだけど、定期的に呼ばれるように足を踏み入れる。

今日は、たくさん空を見上げた。

雲がいろんな形をしていて、それぞれのかたまりが楽団のようだった。

あっちもこっちもいろんな音を鳴らしてそれぞれのメロディーをまっとうして消えていく。

雲だからこうあるべき、なんてどーでもいいぜ。

芸術家がいっぱいだった。

ご近所のヒマワリたちが、萎れて枯れてうなだれた悪い宇宙人のようになってきた。

みんな葉っぱの腕を苦しげに悔しげにねじっている。

きっと、夏が永遠だと思っていたのね。

秋が来るって、知らずに地球にきたのね。


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