ご近所のゴーヤが、いくつも実っていた。
ひと月前は、ツルも低くて、夏真っ盛りなのに?と不思議になるほど元気がなかったけど、ちゃんと育っていた。
私のほうが、日焼けもせずに、夏をとりこぼした気分だ。
(化粧カウンターのお姉さんには日焼けしていますねと言われましたが、これは常態なんです。)

蝉がじゃんじゃんシンバルを鳴らすように鳴いている公園。
そばに百日紅が咲いている。
光があたって、風が吹くと花びらのフリルがキラキラする。
どの花よりも光をうまく使っていて、よくできた衣裳だなあと思った。
世間では、秋の文字が最前線で踊っているし、ハロウィングッズで飾り付けされているけれど、夏のライブは、まだ終わらない。