幼い頃から、気づけば十字架が好き。
リボンは人を選ぶけれど、十字架は選ばない気がして、身につけることにも憧れた。
一番欲しかったのは、シスターが腰にまいていたロザリオ。
木製で、渋い茶色だった。
クリスチャンでもないのに、買えるとしても、ロザリオをアクセサリーとして身につけるのは失礼な気がするから、いまだに憬れのままだ。
お散歩中にハートのモチーフや、そうみえるものをみかけると足をとめる。
天使からのラブレターだと思っているから。
でも、十字架の場合は、「十字路に立っていますよ」というお知らせだと感じる。
選択も決定も苦手な私には、とてもオソロシイお知らせ。