10年前の写真をみるたびに、そんなに経っちゃったんだなあとしみじみするけれど、ワンシーズンに数回も身につけないものがあって、そういうのは、10年経っても、当時とかわらないまま、その数回の出番を待っている。
たとえば、大好きな帽子たち。
しゃべることができるとしたら、「たった10年だ」と言ってくれる気がする。
その時々の髪型や洋服の好みとかで、かぶりたくてもかぶれない帽子が必ず出てくる。
今は出番が無くっても、おばあちゃんになったとき、一緒に散歩しようね。
2月。
またここからが寒いはず。
毎年、みえない兜の緒を締める。
何に勝ったわけでもないんだけど。。。