冬温記号(とおんきごう)というツアータイトルに決めてから、ト音記号のものが寄ってくる。目についてしまうってことなんだろうけど。
そして、自分でも何個ト音記号を書いたかわからない。
マークやロゴのイメージもたくさん考えた。
結局はどれもピンとこなくて、使ってはいないんだけど、“とおんきごう”という言葉や、ト音記号の形への愛情もイメージも、何倍にも膨らませることができた。
これは、拾った石に意味をつけるのに似てるし、雨がつけたアスファルトのしみの形を読み取ることにも似ている。
ある人にとってはどうでもいいことでも、私にはどうにでもしたい宝の原石。
みんななんかええとこあるよねー。
消えちゃう前に、ちゃんと褒め愛したいんだよねー。